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ぽっこりお腹は要注意!

メタボリックシンドロームは何が危険なの?

「メタボリックシンドローム」とは、内臓脂肪が過剰に蓄積した状態(内臓脂肪型肥満)に、高血糖、高血圧、脂質代謝異常といった危険因子を2つ以上あわせ持った状態をいいます。

メタボリックシンドロームを放っておけば、様々な生活習慣病を引き起こし、また動脈硬化を進行させ、最終的には心血管障害や脳卒中といった命にかかわる重大な病気を引き起こす原因が急速に高まり、大変危険です。

危険因子が重なるほど心臓病等の発症のリスクが高まります。

メタボリックシンドロームによって引き起こされる病気の発症の危険性は、危険因子の数と大きく関わっています。危険因子の数が多くなるほど危険度は高まります。

たとえば心臓の場合、危険因子がない危険度を1とすると・・・

  • 危険因子が1つの場合 ・・・・・・・ 5.1倍
  • 危険因子が2つの場合 ・・・・・・・ 5.8倍
  • 危険因子が3~4つの場合 ・・・・・ 35.8倍(!)

となり、3つ以上になると、病気発症のリスクが急激に高まるのです。

あなたは大丈夫?メタボリックシンドロームの診断基準

通常、内臓脂肪型肥満とは、CT で判断することが望ましいのですが、目安として、腹囲(おへその上)の周囲径でレベルを測ることができます。

  • 男性 ・・・・・ 85cm 以上
  • 女性 ・・・・・ 90cm 以上

上記以上になると、内臓脂肪面積が100平方センチメートルに相当し、内臓脂肪が過剰であると判断できるため、健診等ではこの腹囲の測定値を用いています。

また、肥満の判断基準としてよく使われる BMI(BodyMassIndex)といった体格を表す指標は用いません。

内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質代謝異常のうち2項目以上のリスクが当てはまる場合に「メタボリックシンドローム」に該当と診断されます。

ただし、リスクが2つ以上該当していないからといって安心してはいけません。

1つでも当てはまれば、もう立派な “メタボ予備軍” です。今のうちから内臓脂肪を減らすためにも食事や適度な運動を行い、生活習慣を見直してみましょう。

あなたはメタボなお腹?正しい腹囲の測定方法を知って定期的にセルフチェック!

内臓脂肪の目安となる「腹囲」を測ってみましょう。

測り方は・・・

  1. 立った姿勢で
  2. 息を吐いて
  3. へその高さでメジャーを水平に巻いて  測定します。

へその位置が下に移動している場合は、肋骨(ろっこつ)の一番下と、前上腸骨棘(ぜんじょうちょうこつきょく)の中間の高さで測定します。

※前上腸骨棘(ぜんじょうちょうこつきょく)・・・腰骨の両側にある出っぱり(手でさわるとグリグリと感じる場所)

測定するときは、なるべく横を向き、鏡を見て、メジャーが並行になっているかを確認して測定しましょう。

内臓のまわりに脂肪が多くついている「内臓脂肪型肥満」。なぜ危険なのでしょう?

お腹周りの脂肪でも、つく場所によって2つのタイプに分かれます。

★★皮下脂肪型肥満★★
皮膚の下にある組織に脂肪がたまるタイプの肥満です。
おしりから太ももにかけての下半身に多く脂肪がつくため、「洋ナシ型肥満」とも呼ばれています。主に女性に多いタイプの肥満です。

★★内臓脂肪型肥満★★
おなかの内臓のまわりに脂肪がたまるタイプの肥満です。上半身に多く脂肪がつくため、「リンゴ型肥満」とも呼ばれています。中年以降の男性に多く見られますが、女性も閉経後にこのタイプが増えてきます。

内臓脂肪は、食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足などの不健康な食生活を続けることで、蓄積されていきます。

この内臓脂肪、過剰になると脂肪細胞から分泌される様々なホルモンが血圧を上昇させたり、高血糖を招いたりして、血管にダメージを与えます。また、体に良い働きをするホルモンについては働きを鈍くしたりするのです。

その結果、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症などの病気を引き起こし、ついには動脈硬化が発生、糖尿病の重度合併症のほか、脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる病気を引き起こしてしまうのです。

おおもとの内臓脂肪を減らすことが 様々な生活習慣病の予防につながります。

  メタボリックシンドロームは大きな氷山にたとえることができます。

  水面下の「内臓脂肪型肥満」をベースとした大きな氷山から,水面上に脂質異常・高血圧・高血糖のそれぞれの山(疾患)が出ているようなものです。

薬を飲むなどの治療は、表面に出ている氷山の一つの山を削るだけで、水面下の大きな塊はそのまま残り、他の疾患、またその危険性は改善されません。

これらのリスクを減らすためには、疾病の危険のおおもととなる「内臓脂肪」を減らすことで、 高血圧や高血糖、脂質異常も改善されていくのです。

食生活の改善や適度な運動などの成果がでやすいのは内臓脂肪の特徴です

食べ過ぎや運動不足などによって蓄積されやすい内臓脂肪、つまりその原因となっている食事を改善し、適度な運動をするなど、不健康な生活習慣を改善することで減らすことができます。しかも、皮下脂肪よりも内臓脂肪のほうが代謝が活発なため減りやすいことが特徴です。食事や運動など頑張った成果は出やすいということです。

ぜひ内臓脂肪をためない生活習慣を心がけ、生活習慣の予防に努めましょう。